受験物理@Yosuke

二次試験物理のノウハウを発信しているブログです。

物理試験のラスト3分、何をすればいいかわからない人必見! ラスト3分で人生を変えられるかもしれない話

こんにちは!
ようすけです!


あなたは
試験ラスト3分
をどう過ごしていますか?


数分だし
全部見直せないから
ぼーっとしとくか


そう思って
残り3分をムダに
していませんか?


このままだと
ラスト3分が
人生をわけてしまうかも!

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それは悲しすぎますよね


そんなあなたに


みんな意外と盲点な
見直し方法
お教えします!


設問と答えをチェック

最も見直ししやすく
意外とやりがちな
ミスとして


設問と答えを書いた
場所が違うこと
があります

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たとえば
共通テストの記号問題では
「1つマークがずれていた」


というのをよく聞きます


これはとても簡単な
ミスですが


一気に点数を
持っていかれる
ミスですので


しっかり確認しましょう


単位をチェック


設問と答えが一致
しているかの確認後は
答えの単位のチェックです


これは
かなり速く確認できる
方法で


慣れれば、大半のミスを
見つけられる
ようになります

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たとえば
mev/(m+M)


という速さの答えが
出たとしましょう


これはよく見る答え
だと思いますが


念のため


m,Mは物体の質量
eははね返り係数
vは物体の速さ


と定義します


はね返り係数は単位がない
ことを踏まえて
答えの単位を見ると


分子の単位は kg⋅m/s
分母の単位は kg


となるので
答えの単位は m/s
となって


たしかに速さの単位
になっています


このように
答えの単位の
チェックをしてください

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ただ
数値が答えのときは


答えだけでは単位が
わからないので


その数値を出した
元の式で確認してください


答えをチェック

答えの単位を
チェックした後は


答えそのものの
チェックです


少し難易度は上がりますが
できるようになると


かなり物理の感覚が
養えます

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具体的な確認のやり方は


答えが数値の場合と
文字の場合で
違います


Case 1: 数値の場合
その値が現実的に
ありえるかの確認です


たとえば
小球の速さを
問われる問題で


答えが
300000 km/s
と出ると


かなり違和感がある
と思います


ちなみにこれは光の速さで
かなり極端な例
なわけですが


このように
明らかにおかしい数値が
出たときには


間違えている
可能性が高いです

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Case 2: 文字の場合
その値の極限を考える
ことです


たとえば


質量mの小球Aが
速度v0で


止まっている
質量Mの小球Bに
弾性衝突したとして


衝突後の小球A
と小球Bの


速度vとVを
求めたいとします


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このとき
答えがそれぞれ


v = (m-M)v0/(m+M)
V = 2mv0/(m+M)


となったとします


この小球Bの質量Mが
めちゃくちゃ大きいとき
を考えると


lim v = -v0  (M→∞)⁡
lim V = 0  (M→∞)⁡
となります


小球Bがめちゃくちゃ
重たいということは


小球Bは
まったく動かないので


Bを壁のようなものと
イメージすると
いいかもしれません


そのBに小球Aが
弾性衝突すると


確かにAは
衝突前と同じ速さで
返ってきます


よって


答えに明らかな
間違えはない
ということになります

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ここまでさまざまな
手順があったと思いますが


そもそも見直しには
ある程度の慣れも必要に
なってくるので


まずは


問題を解いて
見直しを手順通りに
行なってみてください

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ちょっとしたミスが
合否をわけること
もあります


ですので


普段からミス
を見つけられる
ようにしておきましょう


自分のしやすいミスを
ノートにメモっておくのも
いいかもしれません